思考備忘機構

趣味と思考と文体練習

一期一会は一理ある

 

推しとの出会いって偶然の廻り合いだなという話です。

私は某ラッパーと某HIPHOPユニットが好きでたまにライブに行くのですが、たまに彼らのことが好きな自分に違和感を覚えるんです。たぶんそれは好きになった経緯がおかしいから。

私は違う中学校に行くか、某アニメを好きにならないか、Twitterをやっていなかったら彼らに出会っていなかったんです。

 

順を追って説明しましょう。

まず、中学生の頃、クラスであるアイドルアニメを元にしたスマホゲームが流行っていました。当時ばりばりぼっちだった私ですが同級生があまりにもその話ばかりしている(のを盗み聞きしていた)のでそのゲームを始めたんです。そしたらまあ、まんまとハマりまして、元ネタのアニメも見まして。Twitterでそのアニメの萌えツイートをしているアルファオタクをフォローしまして。しばらく月日が経って、私はすっかりそのアニメへの熱は冷めていたんですが、オタクのツイートは惰性で追っていました。するとある日、ツイートの中に全く知らない文字列が。アニオタという程ではないものの、放送中のアニメのタイトルはだいたい知っていたのですが、これだけは全く知らない。名前的にゲームか何か……?実況者とかか……?と調べてみると某フリースタイルMCバトル番組が出てきたんです。MCバトルの存在すら知らなかった私。ラッパーといえばチェケラッチョ程度の認識。は?何これ??と思いながら見てみたところ、衝撃を受けました。こんな面白い文化が日本に存在したのかと。当時はまだyoutubeで全話配信という今思えば天国のような状況だったので、毎日のように見てました。

余談ですが、そもそも何故この番組がアニオタ、とりわけカップリング厨の間で流行ったかというと、"関係性"に萌えを見出だせるからなんですよね。しかしどこが流行の起源なのかはいくら調べてもわかりませんでした。でも一般人の間で話題になる前から流行ってたんですよね。謎すぎる。

あまりにも初代に入れ込み過ぎたので代替わり後は熱が冷めてしまい(ちなみに私は初代プリキュアが代替わりした際もガン萎えして視聴を止めました。十数年前から全く成長していない。)バトルはあまり見なくなりましたが、それでも前述の通り好きになったラッパーたちの音源は聴いてるし、ライブも行きます。

でも好きにならなかったどころか日本語ラップ文化を知らなかったルートも容易に想像できるし、そっちの方が自然な気もするんですよね。

 

人生って何が起こるかわからないですね。気をつけて生きましょう。