思考備忘機構

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忘年推しプロ語り2019 その3

こんばんは。GWなので連続更新です。2018-19シーズンの推しプログラムを語ります。大事なのは"ベストプロ"ではなく"推しプロ"であるということ。

 

今回は、今シーズン急激に飛躍した2組のプログラムです🌟

 

◆Lilah Fear / Lewis Gibson  FD "Disco Medley"

ブチブチにブチ上がるプログラム。本当はNHK杯が演技内容、会場の盛り上がり共に最高だったのですが、動画が見つからず……。無念。 動画上げてくれてる方がいました!!

しょっぱなコレオステップというのがもうインパクト抜群ですよね。特に男性の動きのキレが半端ない。ぶんぶん振り回すローテ―ショナルリフトも初見時はびっくりしました。お馴染みの曲に合わせた振付が楽しいです。スローパートでは曲線的な動きでもしっかり魅せてくれます。アクロバティックなカーブリフトからのステーショナリーリフト、地味にめっちゃキツそうじゃないですか?ライラちゃんの身体能力よ。

そして最大の見せ場、シークエンシャルツイズルからのコレオツイズル!!プログラムのハイライトにツイズル2本持ってくるのってすっっごい攻めじゃないですか??コレオツイズルからは曲がマイケル・ジャクソンの"Don't Stop 'Till You Get Enough"に変わり、ますます盛り上がっていきます。男性の腕の動きが面白くてそこばっか見ちゃう。

このプロの一番の推しポイントは何と言ってもラストのコレオスライディング!!最ッッ高です。コレオスライディング導入1シーズン目にして"正解"が出ちゃったじゃないですか大丈夫ですかISUさん!?!?!!と言いたくなります(?)。

ただただ見ていて楽しいだけではなく、アイスダンスの可能性って凄いな~!と思わされるプログラムでした。

 

紀平梨花  FS  "A Beautiful Storm"

今シーズン世間で一番話題になった選手なんじゃないでしょうか。

この曲を最初に聞いた時は、シニアデビューシーズンにこんな難しい曲……?大丈夫……?と思ってしまったのですが、蓋を開けてみたらまあ神プロでした。ごめんなさい。私の心配は9割方杞憂に終わる。

"地球の誕生"っていうテーマが壮大で良いですよね。彼女は感情の表現よりは音そのものの表現に長けているので、こういう抽象的なテーマが合っているのかもしれません。それも15、6歳の今だからこそ完成させられたんだと思います。もっと大人になってから滑っていたら、純粋ゆえの無慈悲さや人間離れした神秘は感じられなかったでしょう。ここまで計算されて作られてるとしたらディクソン先生変態すぎるな……(冤罪)

冒頭の3A×2本で無慈悲さと畏れ多さを印象づけます。つまりは3Aすら表現の一部になっているということです。やば。このStSq大好きです。音への忠実さに加え、身のこなしも最高に美。このテンポでこんな美しく動けるのは凄いです。所々に意外性のある振付が入っていてインパクトもあります。

3Lz+2Tの後の揺蕩うような柔らかい腕の動きも好き……。さらに音ハメビューティフル3FからのLSpの美しさよ。スピンまで激うまなのほんとどうなってるんですかね??

そして絶品ChSq。StSqが動ならこちらは静でしょうか。カーブとエネルギーと音楽の完璧な調和。ぐっと引き込まれます。みんなこれくらいこだわってChSqつくって~!!

最後の要素が3Sというのも無慈悲さを増強させます。ラストのコレオもめちゃめちゃ美麗で好き。大好き。欲を言えばもうちょっと余韻を残して欲しかったけど、ガッツポーズ可愛いのでオッケーです。

シニアデビューシーズンにこれだけの大作を生み出した紀平さん。必然的に来シーズンへの期待も高まります。しかもシェイリーンと組むんでしょ??楽しみが過ぎる~。

 

 

今日は比較的短く収められたぜ。